湯権現(静岡市足久保)

偽温泉がブームになっているが、静岡にも偽温泉が2つある。1つが清水柏尾の柏尾温泉、もう1つがここ湯権現。
湯権現は柏尾温泉と違って積極的な「温泉」の2文字こそないとはいえ、パンフには「天然硫黄泉」が見受けられる。その正体は不明。200メートルほど離れた「硯水泉」という名水を売っている会社の経営だが、こちらはイオンとミネラルがウリになっていて別物のようだ。
営業は木土日祝の9:00から17:00、入場料は1500円。かなり高いが中身は…
浴場は割と広い内湯と露天に1人分の薬草風呂と水風呂の岩風呂。
内湯は硫黄臭もなくなんの特徴もない湯、薬草風呂は自家製の野草を使った茶色いもの、問題は水風呂。水風呂と書いてあるので硯水泉を使っているのかと思って入ればぬるま湯。もしかして温泉?と匂いをかいでみると激しい塩素臭、端を見ると水道から水が注ぎこまれている。
もちろん成分表などの掲示もなく、保健所の水質検査の証明書だけ。
備品はシャンプーとボディソープのみ。これで1500円、14:00以降は半額とはいえぼったくりも甚だしい。大広間の座椅子レンタル200円ってそこまで金取るか?
客は大広間とあわせて10人ほど。
どこかで硯水泉を飲めるのかと思えば2リットルのペットボトル売り。
帰りがけに硯水泉に寄ってみたらこっちは10リットルじゃないと買えない。カバじゃないからそんなに水ばっかり飲めないっての。