モナリザ・スマイル

下馬評ではイマイチなので場合によっては箪笥でも観に行こうかと思ったけど、割と満足した。
静岡東宝地下で40人ほどの客入り。男衆1000円の日なのに女衆の方が多かったのがこの映画の特徴かと。
冒頭の美術史やクライマックスのモナリザの笑み、なんにしても俺の美術の知識は「ギャラリー・フェイク」そのものに過ぎないことが判明。
ジュリア・ロバーツが最後にやたらと美人になったけど、女性は髪型で印象が変わるのかな。まぁそうじゃなくてジュリア・ロバーツがいい負かされる場面を含めて成長していく過程を描いたつもりなんだろうけど。
でもこれを1950年代のアメリカ女性と言っても説得力がないよな。
起承転結というメリハリが弱く、ストーリー性はイマイチ。
内容としてはピンと来なかったというのが正直なところ。結局のところ女性の自立って女性であれば誰かにどういう形ででも選んでもらえるという余裕のもとに成立する、って主張したがってるのか?そういうパターンを見せたに過ぎないような印象。
この作品を映画館で観ることに意味はないな。