不況は6月には始まっていた

今日の静岡新聞の記事。来年の1月から3月まで、派遣切りになった連中に6680円で無駄な仕事させてくれるってさ。本当にバカだねー。
これ、一見いいはなしーさーに見えるけど、短気の雇用対策でゼニ出すんだったら、要らない仕事させて拘束すんなっつーの。
生活保護でいいじゃん?出来るだけ生活保護をしたくないとしか見えない。
そしてなによりこの政策が現実見えてないなー、と思うのは、「10月以降に解雇や契約解除となった労働者」という条件。それ以前に離職した方が深刻なんじゃないの?そろそろ失業保険の給付が切れ始める頃だし。給付が切れて、キレた奴がどういう行動に出るか。


確かにアメリカのバブル崩壊は10月だった。そこから目に見えて経済は衰退した。
今思うと、秋葉原の連続殺傷事件で加藤智大が暴れたのは6月8日。派遣切りが動機の一端になってた。衰退はその前から始まってたんだよ。


一昨日、ジムのサウナで「うだがわ厨房」http://udagawachubo.blog.shinobi.jp/の社長と話をした。
6月くらいから経済がおかしいと感じてた、っつーのよ。夏くらいから「なんかおかしい」って言ってたのを思い出した。
おかしいまま、アメリカバブル崩壊、目に見えて悪くなった秋、なのに忘年会シーズンは絶好調だったって。去年までだったらホテルや旅館で派手に忘年会をやってたような層が居酒屋に来てる、という分析。そして年が明けての新年会の予約が最悪だとか。
やっぱ、商売やってる人の目は違うよ。


この不況は、株価が暴落した10月以前から始まっている。10月に株価が暴落して始まったわけじゃない。
この前提に立たない以上、この市政レベルの政策はもちろん、国政レベルの政策もまったくの無駄打ちになる。