創作活動が晒されて叩かれる要因のひとつ

創作活動と「晒されたもの負け」の恐怖。 - たまごまごごはん

俺が接してきた創作活動をしてる人たちって、謙遜もあるんだろうけど、みんな自分はたいしたことをしてないって思ってるっぽい。
自信満々にこれから日本中に認めさせてやる的な大言壮語をした人は、数年前ちょっと静岡で人気があって「全国のリーダーになる!」と宣言した某ストリートミュージシャンしか見たことがない。


でも芸のない俺たちからしてみたら、一芸を持ってる人ってのは、須らくやはりどこか尊敬と畏怖の念が自然と生じてくる存在。
そしてみんな海原雄山岡本太郎小林よしのり和田アキ子みたいに、強いと思ってる。クリエーターは晒されても、そんなこと屁とも思ってないだろ、って思われてる。
だから晒されるのが嫌なら世間に出すな的な言説が出てくるんだろう。まさか、晒すのと公開するのとの区別が付いてないなんてことはないだろうし。


ところが実際、その強さに見えるものの正体って実は、覚悟だったり、狂気だったり、スタッフの防衛力だったり、あるいは作り上げたアートそのものだったり、メジャーなクリエーターだからこそ持ってるものだったりする。
そしてそれらをマイナーで創作活動してる人たちは持ち合わせていない。


間違いなくそのギャップがネットで悲劇を生む要因のひとつになってるよね。