突然、仕訳が分かった

昨日、「2ヶ月で目指す日商簿記2級」(http://d.hatena.ne.jp/RRD/20081225/p2)を書いたとき、実は半分涙目だった。
だって仕訳がまったく分かんないんだもん。


何が分かんないかといえば、何をやってるのかが分かんない。資産が増えるのが借方で左に書く。それは分かる。なんでそれが借方で、書いたらどうなるのかが分かんない。
売上があって、現金が入る。現金は資産だから左の借方に金額を書く。売上は収益だから右の貸方に金額を書く。同じ行に。右と左は同じ金額。だからなに?
預金通帳はよく分かる。預けたら増えた金額と合計が書かれる。
仕訳表は現金が入って増えた金額と、それに見合う相手が反対の欄にいる。じゃあプラマイゼロなの?


また反対にいる相手もよく分からない。現金の反対に売上がいる、これどういうこと?
貯金の反対に借金がいるなら、よく分かるんだけど。


仕訳の作業も大変。
仕入をする。仕入した品物は資産。資産が増えるから借方。借方は左。だから左に品物と書く、んじゃなくて仕入と書く。
なぜかは分からん。

初心者という立場を離れて言う。仕訳には、謎なことが本当に多すぎる。現金が増えれば現金と書くのに、どうして仕入して品物が増えれば「品物」ではなく「仕入」と書くのだろう。そこがまったく理解不明だ。 (梅田望夫


ところが、今日の16:50に突然、仕訳が分かったのよ。これはなかなか感動的な瞬間だった。それこそ巨大なアハ!体験つーか。
アハ!体験といえば、ワードの授業で俺が書いた絵が、茂木健一郎に似てる件について。
図形描画の全ての機能を試して、まったく図らずも完成した絵。



それはおいておいて、仕訳のアハ体験。
実は分かんないから先に進んだわけ。そして試算表を作っていくうちに、イナヅマが走ったんだけど、なぜイナヅマは変換できない?俺、どっか間違ってる?


それもおいておいて、仕訳のアハ体験。
要するに、振り替えていって集計していくから「品物」を増やすと不都合なんだな。
あと、預金通帳では何がいくらあるかは1行ごとに把握できるけど、仕訳したものは何がいくらあるかが、試算表を作ってみないと分からないんだな。


預金通帳では預け入れというひとつの行為があって、預け入れ金額という数字一つに一つの情報が含まれている。
仕訳では取引というひとつの行為があって、借方貸方という数字二つに二つの情報が含まれてるんだ。
だから預金通帳も仕訳帳も1行に2つの数字がある点では同じだけど、仕訳帳の2つの数字で預金通帳の左側の1つの数字を意味してるのであって、預金通帳の右側に当たるものは、仕入帳には存在しない、と。


仕訳帳の1行に書かれてることはあくまで、そのときの出来事を記してるだけなんだ。
そういう理解をして問題集を解いたら、面白いくらいにスラスラ解ける。笑えるよ。借方だの貸方だの、資産の増大だからどっちだとか、なーんも考えずに解ける。

「ようやく片目が開いたわい」(鬼押出 登)