飯田線(1)三河川合と三河槙原から湯谷温泉

飯田線ブームである。
というと、そんなブームがどこにあるんだ?と言われそうだけど、確かに飯田線にそのブームは存在する。


ブームになってるのが分かってるから早めに行こうと、静岡5:01の始発で西へと向かった。
浜松6:08大垣行き特別快速に乗り換え。
しかしあれだね、いつも思うんだけど浜松を越えると人間がおかしくなってくるよね。満員なのに隣の席に荷物を置いてるバカ、その席を指差して「ここ空いてますか?」って聞かれて「友達が来るので」と言って断るバカ、次の駅で乗ってきてその席に座るバカ、ピポパ音を鳴らしながら延々携帯をいじるバカ、車内で大々的にケンカをおっぱじめるバカップル、静岡じゃ見たことがないよ。


豊橋で6:44豊川行きで豊川下車、駅前のコンビニでコーヒーを買って7:14中部天竜行きで8:19三河川合下車。
とうとう来た、三河川合。ここになにがあるか、と言われると、何もない、としか言いようがない。ただ、17年前に来たことがある、と言うだけの話だ。じゃあなぜ17年前に来たことがあるのか。
「元祖ゲタ電号」というイベント列車に乗ってこの駅に差し掛かったとき、あまりの雰囲気のよさに思わず降りてしまった、それだけの話。

20年前は木造の旧駅舎があって、無駄に広い構内が印象的だった。もともとこの駅は戦時に国鉄飯田線として吸収される前には鳳来寺鉄道と三信鉄道という私鉄の乗換駅だった。
また鳳来峡が観光地として売り出されていたころはさぞかしにぎわっていたんだろう。

こういう店も栄えてたのかもしれない。


旧駅舎がなかったこともあって早々に興味喪失、出来れば北上したいところだけど、このあたりは2時間に1本しか電車がない。
8:52の豊橋行きでいったん三河槙原に戻る。
三河槙原になにがあるか、といわれると、何もないとしかいいようがない。ただ、駅から見えるこの露頭を近くから見たいと思っただけ。

断層の下にはこんなトンネルがあって

抜けてみると、なにやらカメラが設置してある。ためしに同じ角度で撮影してみると

ああ!確かにこういう構図の鉄道写真を見たことがあるよ。
この道は宇連川沿いに湯谷温泉まで続いている。こんな道だから全然飽きない。

湯谷温泉から9:32の天竜峡行きで再び北上・・・
つーんだけど、これが込んでる。しょうがねえ。飯田線ブームだもん。
平日ならトイレ1つの3両編成でいいんだろうけど、今日みたいな日はトイレ前で行列だよ。どっかのイベントじゃねーんだから。電車の中でトイレ行列するな、いや、させるなよ、JR東海
トイレのために駅に降りたら2時間待ちになるんだからさ。