予言・感染

静岡東宝1階で予言16:55、感染18:50の回。客入りは予言30人ほど、感染15人ほど。
相当楽しみにしていたのが予言の方。マンガ史に残る名作を原作にどんな映画が出来るのか、非常に興味があったが観て愕然。どこが原作なんだか。原作というより空飛ぶ新聞が恐怖新聞をオマージュしている、という表現の方が正しい。
もとより30年前のマンガを現代に持ってきているんだから相当の変化は覚悟の上だったが…。
ポルターガイストはどうした?カサカサとゴキブリみたいな物音だけか?そんなのポルターガイストじゃないやい!ポルターガイストだったらポルやんらしく娘に憑りついて予言を書かせて寿命を縮めてみたらどないやねん!
ガッカリ。ガッカリ。ガッカリ。恐怖新聞を期待したのは間違いだった。
そう反省すれば割と見所はあった。特に小野真弓の顔。来るぞ来るぞ、とは思ってたんだけど、葬式でさんざん顔がなくなったと言ってたから首なしなのかと思ってたら、顔の真ん中だけがない。あれは意表を付かれてぞっとした。生身との対比が強調される分、気味が悪いやね。こんなこと言ったらガン手術で鼻の横に大きな穴が開いているカメラマンのバァさんに悪いか。

一方の感染はというと、もはやホラーですらない。
大体Jなんとかというものにロクなものはない。プロ野球がプロサッカーに勝っているのはJなんとかいう名前を使わないところだけだ。なにがJホラーだ。こういうのはブラックユーモアというんじゃないの?(含み)笑いどころ満載で、そういう意味で見所が多い映画だった。
婦長の南果歩が千秋に見えて仕方なかった。

ホラーなんだから昼に見たら興ざめだろ、とわざわざ夜に観に行った甲斐なし。半日時間があって1000円で潰したいと思ったら安いけど、その程度。