252-生存者あり

「この作品のせいで映画を嫌いにならないで下さい」

静岡オリオン座で19:00からの試写会。さすがに満員。

この舞台に水田伸生監督と伊藤英明が来てたけど、伊藤英明なんかやる気なさそうな感じ。そりゃこの内容じゃあねえ・・・。


暴風雨がビュービュー吹き荒れてるのに髪がパラパラ程度にしか揺れずに普通に歩いてるとか、電線に引っかかったコンビニ袋が動かないとか、曇り空の台風の目とか、そんな手抜きは序の口。

雪合戦で飛ぶ雪玉のような巨大雹とか、不必要にまとわり着いてくる逃げ惑う群衆とか、水没したら無人の満員電車とか、偶然出会う知り合いたちとか。


「予備の気象衛星を動かして下さい!」
って、予備機を動かしたからって、どうにもなんねーだろ。どうにかなるような新機能を持ってるのなら普段からそっちを使えよ。予備機っつーのは、本機をパワーアップするものだとでも思ってるんじゃないの?
で、後半でその予備の気象衛星が飛行機から撮ったような台風の画像を送ってくるんだわ。この気象衛星、大気圏に突入してるみたいなんですけど?
検証というものをまったくしてないんだろうね。テレビの深夜ドラマレベルの脚本にいくらかけて映画化したんだ、これ?

最後も「252!生存者あり!」って3回目だから笑っちゃったよ。ああいうのをお笑い用語で「天丼」つーんだけどな。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q148288454
あれだって前代未聞の高潮を伴うような強い勢力の台風が通過してからの出来事だろ?
曇り空の穏やかな冬の日にお茶でも飲みながら30分くらいの休憩を挟んだような雰囲気だったけど。

客ナメとんのか?!
ま、隣の席のおばさんは泣いてたけど。こんなので泣くおばさんがいるから、テレビの人間が
ますます調子に乗って客をナメるんだろう。
邦画の娯楽作なんだから細かいこと言うな、一定レベルの大作みたいなものがあればいいんだよ、って?
そんなこと言う奴は、カニの代金払ってカニカマボコ食って喜んでろ、バーカ。


「わたし、家に帰ったら誕生日のプレゼントを開けるんだ」
「俺、帰って医者になるんだ」
死亡フラグ立てるだけ立てといて、死なないっつーのも、何様のつもりだってんだ?
死なないなら死なないでいいんだよ。そのほうがいい。
でも死亡フラグという掟を破るなら、掟破りの正当性を主張するだけの理由が必要だよ。
映画・ドラマがみんなで大切に育ててきた死亡フラグを安易に使いまわしやがって。


日テレの内輪の論理だけでやってる感じ。
間違ってこの映画を見た方にお願いしたいのは、こういうクソ映画を見てしまったがために、
映画を嫌いにならないで下さい。本当にお願いします。
年に1-2本も映画を見ないのに、こういう映画だけを見る人が必ずいるんだよ。CMに踊って。
で、そういう人に「映画が好きです」みたいな話をすると、「えー?映画ってそんなに面白い?」とか言われる。
そういう経験を何回かしてる。もう、そういうのは嫌だよ。


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