警察庁は手柄を我田引水するな

交通事故死5155人、最悪だった70年の3割程度に - 社会
警察庁は「この1年で、飲酒やスピードの出し過ぎによる死亡事故が2〜3割減ったことと、後部座席シートベルトの着用率向上が奏功した」と分析。長期的には、救命率の向上やシートベルト着用の定着化、違反の厳罰化などが影響したとみられる。
http://www.asahi.com/national/update/0102/TKY200901020036.html

の記事のブックマークに

RRD どうして携帯電話の普及による救急初期対応の早期化が原因だと認めないのだろう?

と書いたところid:yukichi99から詳細を求められたので書いとく。


つーかhttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6820.htmlのグラフを見ろ、としか言いようがないんだけど。
交通事故の発生件数と負傷者数は増えてるのに、死者数だけ平成5年から右肩下がりになってる。
ちょうどPHSや携帯が普及し始めた時期。
携帯・PHSの普及率のグラフはこれ。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/6350.html
死亡事故の減少がやや早いように見えるけど、携帯より先に自動車電話ってのがあるからね。


負傷者数と発生件数がリンクしてるところを見ると、自動車メーカーがいくら安全性を強化しました、とかCM打っても、実は効果がないんじゃないかと思ったりもするんだけど。


警察はどうしても死者数の減少を自分の手柄にしたいんだよ。
そうじゃないと各種の規制が取り締まりビジネスのためだけで、事故防止にはなんの意味のないものだとバレちゃうから。
そのために必死なのが交通事故統計を見るとよく分かる。
http://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/Month.pdf
笑えるくらい必死に、減ってる死亡事故だけを分析してるの。