テルマエ・ロマエ

静岡東宝で19:40の回。客は20人ほど。
静岡東宝も久々。4階での上映のはずなのに時間になったら1階に来いという。どういうことかと思ったら、とうとうモギリも1階でやるようになってた。


原作は

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)ヤマザキマリ

エンターブレイン 2009-11-26
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映画化で初めて知ったんだけど、これが近年稀に見る面白さ。まさに風呂好きにはたまらない作品。一見ウンチクマンガのようで、実は何もウンチクがないあたりとか、微妙な間合いとか、この肩透かし感がなんともリラックスできて良い感じ。

これを映画でどう再現するのか、原作付き映画の常として期待1割諦め9割で見に行った。


結論から言うと、前半はほぼ原作に忠実。基本1話完結のエピソードを無理につなげることなく再現してみせた。というか、他の作品で使ったセットをそのまま借り受けたとかで、画面のスケールがでかい!

やっぱ映画はこうでなきゃ!


ところが、だ。懸念していた上戸彩パートが最悪の展開を見せる。各話ごとの使い捨て女性キャラを無理やり一人の新キャラヒロインに集約しやがった!しかも古代ローマに日本人を連れ出す新展開。

あーあ。


と思ったんだけど、終わってみれば案外上手くまとまってた。

憎めないキャラのはずのケイオニウスが憎まれキャラになってたり、マルクスがルシウスの奥さんの寝とったりして、ちょっと寂しい部分もあるけど、2時間笑えて、ぬるめの風呂にはいってるようなまったりした雰囲気を楽しめた。


どっかにローマ風呂を再現した風呂、ないものかねえ?

大阪のスパワールドのローマ風呂は入ったことがあるけど、あれは今回映画にならなかったエピソードの成金ローマ風呂そのものだったからなぁ…。