楽天は現代の祭りであり、日本のアイデンティティである

 

 

楽天の通販ページはおそらく、日本人に染みついている口上芸、啖呵売の流れを組んでるんだろうなあ。

 

 

 

おそらくここまで商売と密接に関わっている芸ってのは世界でも稀だろうと思う。

雰囲気まんま楽天じゃん。

 

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縁日なんかで出ている屋台は、単なる仮設店舗とは違う商売をしている。

海外なんかだと寺院の修復なんかは信者の寄付で賄うんだろうけど、日本では古くから祭りをやって、関連業者の売り上げからテラ銭をハネて修復費を出すようなシステムになっていた。

 

客もそれを承知で、ご祝儀・非日常を楽しむ雰囲気代込みで割高な商品を購入してきた。

現代とはありがたいもので、その雰囲気を無料で聞くことができる。

下記リンクで試聴できる日本の放浪芸・ディスク6にある毛布売りとか茶碗売りとか、まんま楽天じゃん。言葉遣いを現代風に慇懃にすれば楽天だよ。商売のやり方は変わってない。

 

 

こういうのの影響で、楽天やドンキみたいにガチャガチャした雰囲気で割高な買い物をする文化が出来ているんじゃないかな。

ただ現実社会でガチャガチャした雰囲気を作るには、行動的な人がたくさんいることが前提だけど、今は疲れた年寄りばかり。ガチャガチャした雰囲気にならない。

だから客が引く、寂しい雰囲気になるから出店も引く、さらに客が引く、で感覚的に言えば今は毎年祭りのたびにどこも2-3割ずつ屋台が減っていってる。

その分がwebに、特に楽天流入している、という構図。

 

楽天は現代の祭りなんだよ。

もう少しいうと、東京だって毎日が祭りみたいなもの。

だから楽天とか東京とかが賑わってきた。

 

それがダサい、という指摘もあるけど、日本で天下を取ってきたのは過去も現在も土着のダサい人たちだよ。そして未来も。QR決済だってPayPay一人勝ちじゃん。

それがこの国のアイデンティティ