生まれて初めて猫カフェに行ってきたにゃー、とかなんとか。

静岡市には猫カフェというものがなくて、一度行ってみたかったんだ、猫カフェ
つーか誰か猫カフェやんねーのかにゃー?と思ってたら、意外なところから猫カフェやりたい的な話が出て来て、その下調べという意味もあるし、はてなブックマーク

ネコ好きにはたまらない!10/6~31まで東京・吉祥寺で「ねこ祭り」開催 - はてなニュース

がブックマークと「行きたい」とかいうコメントを集めた割に、実際行ってみたという話も聞かにゃーし、どうなってんのかにゃー?という意味もあって、まあ行ってきたわけだ。


吉祥寺駅の階段を降りると、住民全員が猫の仮装をして踊りまくり・・・みたいにゃ函南のねこおどりのようにゃ楽しいイベントじゃにゃーだろうことは想定してた。
とはいえ、ここまで特ににゃんにもにゃい祭りとは思わなかったにゃー。別に祭りでもにゃんでもにゃーし、にゃんか募金やってチラシ置いてるだけ。


でもすっげー楽しかったんだにゃ、これが。猫祭りという企画はともかく、関わってる個々の店がすげーいいんだにゃー。これらの店を紹介してもらっただけで十分価値があったよ。


吉祥寺駅の改札を出て、いきなり看板が目に飛び込んできたので、まず猫カフェきゃりこ吉祥寺店へ。
システムは1時間900円からの時間料金制。
客は女子供ばかりと思いきや俺のような男の一人客が結構いて、スキンヘッドでコワモテの兄ちゃんとか、デブオタクとか、ハゲオヤジとか、まあいろいろだ。もちろん親子連れとかカップルとか女の一人客とかもいて、店内は終始10−20人程度いるような感じだった。

25匹在籍とのことだけど、接客してるにゃんこは10匹程度。ちょっかい出しに行くと、しゃーにゃいにゃー、って表情でいやいや触られてるのが伝わってくる。
このいやいや付き合ってるオーラ、キャバクラそのものだw


ただキャバクラと違うのは、キャバ嬢のご機嫌を取る必要がなく、にゃんこがいる雰囲気を端の方でマンガを読みながらでも楽しむことが出来ること。
いいなー、こういうまったり感。


ところがそういう雰囲気を楽しんでたと思ってた常連っぽいハゲオヤジが「猫のおやつ」を買った時から店内の様子が殺伐としてくる。
おやつを手にした時から、にゃんこの寄って行き具合が全然違うんだ。体の上にまで乗ってくるもんなー。表情もキャンドルアーティストを前にした広末涼子みたいな感じで。

あの鶏ササミには、絶対にマの付く気分を高揚させるドラッグが仕込まれてると思う。

それを見たカップルも親子連れも、ハゲオヤジだけにいい思いをさせるものかと競争するように麻薬・・・じゃねーや、マタタビ入りの鶏ササミを注文して、それに飛びつくニャンコを見てると、ああ、やっぱりここはキャバクラだなー、と。


この猫祭りを主催した「横丁ギャラリー」は探すのに手間取った。

つーか、平成には絶対に建築できないような入り組んだ路地の2階。真っ先に思ったのは、高そうで安そうで家賃いくらなんだろ?ってこと。
ここは企画でいろんな小物の展示販売をやってるらしい。



「HIKOSEN CARA」は猫をデザインした服と小物を売ってる店
正直なところ、いくらネコ好きでもこういう猫を全面に出したデザインってのはどうよ?って思うけど、商業ベースに乗せた商品の出来上がりの品質は素人の手作りグッズとは全く違う。
個人的にはセンス悪いと思うけど、これで吉祥寺の商店街に店を構えるだけの売上があるということなんだから、そういうことなんだろう。


井の頭公園のすぐそばに「猫を愛する人のまったりオーガニックカフェ
吉祥寺 mellow cafe」
がある。
ビジネスとしてみた場合、猫とオーガニックは相性がよさそう。
値段的にはコーヒーと軽食で1000円を楽勝に越えてくるけど、居心地の良さは抜群だ。

猫カフェではないので積極的に猫に触りにいくことが禁止されてることもあって、遠巻きに猫を眺めながら、なんとなくぼんやりと過ごす。店内に流れるアンビエント系の音楽が脳に直接触れてくるような、そんなぼんやり感。
この音楽、ツジコノリコの曲だそうで、さっそくyoutubeでリストを作ってしまった。
いい音楽と出会えた。