清水の舞台からこんにちは

俺が苦手なものの一つに挨拶というものがある。
といっても、改まった場なんかで一言お願いされるような挨拶はいいんだ。むしろ好き。突然指名されてアドリブで上手いこと言ったりしたときなんかには快感すら覚える。ブログもほとんどアドリブで書いてるし、そういうのに向いてるんだろう。
俺が苦手な挨拶はそういう挨拶じゃなくて「おはようございます」「こんにちは」といったような日常の挨拶。


2-3日会ってない、ってならともかく、昨日の夕方に別れて、今日の朝に「おはようございます」って、文字通りナンセンス。いいじゃん、昨日の終りから続いているような感じで、なんとな〜く一日を始めれば。別に改まってリセットする必要なんかないと思う。


なおかつ困るのは、挨拶をするほど近くは感じられない人に会ったとき。挨拶をすべきか、するならどういうレベルの挨拶をするか?目を見て笑顔ではっきりと「おはようございます!」って言うべきか、伏目がちに軽く言うべきか、その判断を迫られるのが本当に苦痛だ。
あるいは遠くに存在を認知した時に、どの距離から挨拶をするべきか?相手の反応にもよるし、朝からそんな複合的な迫られるのがたまらなく嫌だ。


もっと困るのが谷津山だ。つってもローカルな話なんだけど、静岡市内のど真ん中にある標高108メートルの山。ここにハイキングに来るおばちゃんグループがいたりするんだけどさ、これが本当に困る。
これが竜爪山ならいんだよ。つってもローカル話なんだけど、静岡市民にとって一番身近な標高1000メートルちょいの山。熊も出るしさ。立派な登山だよ。
だから山道で行き違ったら「こんにちは」って声を掛け合う。これはいいんだ。


でもさ、谷津山で「こんにちは」もクソもねーだろっての。そりゃあんたらはハイキング気分なんだろうけど、俺にとっては単なる腹ごなしの散歩だし、ベンチで携帯見てたサラリーマンにとっては格好のサボリ場所。

お前ら「こんにちは」って言いたいだけだろ。山に登った、という自己満足を得るために。でも、谷津山は108メートルですから!残念!って言ってた人どこいった斬り。


谷津山は別に山じゃねーよ。ちょっと高い平地だよ。
つーか、標高108メートルで「こんにちは」だったら、静岡県庁別館の展望ロビーだって似たような高さだし、展望ロビーで会った人に「こんにちは」って言いまくるのか?
だからこの山で人とすれ違う時に、挨拶されるのかどうか、不安で仕方がないからしばらく足が遠のいていた。


でもやっぱりこの山、いいよね。
また清水寺がいいんだ。京都の清水寺に似てるということで清水寺の名前になったらしいけど、本当に雰囲気が似てる。
静岡の清水寺にもやっぱり清水の舞台があってさ。ここで踊るのが好き。いい年こいてなにやってんだ?って肝駿河、じゃなくて気もするが。
去年京都の清水寺に舞台で踊ろうと思って、早朝から行ったのに人が一杯で心残りだった。静岡の清水の舞台はいつ行っても誰もいないけどな。


今日は、べつやくれい風(例えばこんなのhttp://portal.nifty.com/cs/dpztv/detail/080820078014/1.htm)に歌い踊ってみた。

春一番が吹いたのに〜
次の日は寒い〜
風も強いよ〜 飛ばされそう〜(写真の部分)
薄着はやめよう〜
ライフハック〜う〜う〜


やっぱ、べつやく師匠にはかなわないわ。