無駄が経済を支えてるなんて当たり前だと思ってたが

2009-12-05

というエントリがあって、はてなブックマークが伸びてるんだけど、てっきり「なに、当たり前のこと言ってんだ、バーカ」みたいなコメントが付いてるのかと思ってたら

oukayuka そうだそうだ仕訳されてしまえと喜んでる黄緑さんたちは、そもそも水色さんが半分になると分け与えるべき原資が底をつくことまで想像しないんだな。

キリッ、みたいな流れになってるの。


こんなのは大学でケインズ経済学を学ぶまでもなく、高校で・・・つーか最近の科目名は知らんけど俺の世代だと「政治経済」って科目があって、ここで一通り資本主義とは何か、ということを勉強すれば当然分かることだと思ってた。
けど、はてなに多い理系人間にはこういう考え方が新鮮だったみたい。そういえば俺の高校でも理系は「政治経済」を履修してなかったっけ。かくいう俺も文系だったから逆に理系がやってた数学IIIとか物理とかをやってなくて、数学や物理で同レベルの無知を曝すことを否定しない。

つーか今思うと
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/radio/r2_seikei/check/rcheck024.html
このレベルのことだっけか、高校の政治経済って?これすら学ばずに社会に出たらまずいだろ。
つーか俺、偉そうなことを書いておいてQ3を間違えたけどさwつーか、正解が2つある。どっちを選ぶかって、現在進行形を問う文法の問題だとは思わなかったよ。

件のエントリは要するに、資本主義経済つーのは景気循環を繰り返しながら経済成長することを義務付けられてる。だから不景気の時には経済を支えるべき国が無駄な仕事を作ってテコ入れするし、好景気の時なら民間が自発的に無駄な仕事を作っていく。
ここを直視しちゃって無駄だと思って削減すると資本主義は成り立たないよ、って話。


この打開策としてはいくつかの提言があるし俺にも考えがあるけど、いずれ書く機会もあるだろうし、ここでは触れない。
そんなことよりも、あのエントリが多くの感銘を受けたことに感銘を受けていることを指摘したい。
はてな村という理系社会では、もっと文系にとっては当たり前の話を書いていった方がいいんだろうか?