情報の広がりにおけるネットとマスコミの役割について

昨日のエントリなんだけどさ

貴重な機長アナウンス - NOW HERE

基本は他人のtwitterでのツイートを転載しただけのエントリなんだわ。これに「著作権侵害だ」と言われればゴメンナサイするしかないわけで。
でも純粋に、いい話だなー、と思ったから勇気を出してパクリ同然のエントリにしてみた。


そしたらブコメでこの機長のことを教えてくれる人がいて、ググってみたらネットでこの機長のことを書いてる人が大勢いて、その話がいちいち素晴らしくて、嬉しくなってtwitterで元ツイートした@kari_koに報告したら喜んでもらえたようで、なんかすげーハッピーな気分。


2ちょんねるのまとめサイトみたいのは、元発言が匿名だし、ゴミ発言の山を再編集する労力にこそ価値があると思う。でも今回、俺はパスを受けて横に流しただけだから、引け目を感じてた。


ところでtwitterustreamで情報源が自ら情報発信したらマスコミの存在価値がなくなる説をいう人がいるんだけど、果たしてそうだろうか?
ただ右からパスを受けて左へ流すような仕事でも、どういう取捨選択をするかでずいぶん変わってくるはず。もちろんマスコミの特権的なものは排除されていくべきだけど、誰もが情報を発信出来て、誰もが情報を受信出来る時代だからこそ、情報の取捨選択職人としてのマスコミの役割は大きくなっていくだろうと思う。


俺がtwitterでフォローしてる事業者が、今日プレスリリースを出したのに反応がなかったとツイートした。そのツイートを見て、俺がフォローしてる地方マスコミの記者が内容を再確認するような経緯があった。


情報とネットとマスコミが語られるとき、往々にして上杉隆が問題に取り扱うような、情報のピラミッドがあるとするならその頂点での出来事だけが語られる。
それこそ底辺地方紙の底辺ベタ記事に命運を託す底辺事業者のことなんか一考だにされてない。


これは俺自身が事業をやってるし、誰にも注目されない裁判を傍聴する趣味を持ってるから実感することなんだけど、世間のみんなは高尚だから底辺に構ってるヒマなんかないのよ。
極端な話、上杉隆が出入りの官庁の記者クラブ体質を問題にすることがあっても、静岡地裁の傍聴席に「記者席」として各社1席確保されてることを問題にするヤツはいない。
だって注目事件でも傍聴席ガラ空きだもん。


マスコミってのは本来そういうもんじゃないの?忙しい世間が相手にしないようなゴミからネタを拾う商売。