焼酎は番茶という名のほうじ茶で割るだろ、jk

静岡の人は焼酎の緑茶割りを最近「静岡割り」と称して、全国的にどうかは知らんが静岡では定着しており、焼酎を緑茶で割ることにオリジナリティと誇りを感じている。
確かに焼酎を緑茶で割る、という話は静岡以外で聞いたことがない。
ところが井の中の蛙は大海を知らず、「焼酎を日本茶で割るのは静岡だけ」という人がいるたび、恥ずかしい人だな、と思ってた。


だって函館から静岡に来た俺は知ってる。番茶割りは北海道でだって普通に飲まれてるもん。確かに番茶だから緑茶じゃなくて茶色いけどさ。
ところが今日の「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」を見てて、ひっくり返ったね。


まず、この番組で取り上げられた内容を簡単に説明すると、北海道には「番茶割り」という焼酎の飲み方がある、のだという。
まずここで驚いた。「番茶割り」って北海道ローカルだったんだ!?
次に、北海道でいう「番茶」は茶色い。なぜなら「ほうじ茶」のことを「番茶」というからだという。でええ?「番茶」=「ほうじ茶」じゃないの?

「焼酎の“番茶割り”を頼んだら北海道民!?しかもほうじ茶を番茶と言う!?」


焼酎の番茶割りは、北海道で焼酎が飲まれるようになった昭和50年頃、風味があまりない焼酎甲類を飲みやすくするために普段からよく飲んでいたお茶で割ったのが始まりだとか。ただし、北海道民が「番茶」割りに使うお茶は実は「ほうじ茶」で、そのことを自覚してない北海道民が多いことも発覚!

カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW|読売テレビ・日本テレビ系



つーか、「番茶」っておかしくね?番茶って収穫時期を表す表記だろ。
俺は学生の頃からお茶の季節になると茶工場でバイトすることがあった。呼ばれるのは一番茶、二番茶の季節。
新芽が伸びて、5月に最初に刈るのが一番茶、いわゆる新茶。刈った後に伸びた芽を6月に刈ったのが二番茶。同様に夏が三番茶。最後の秋が四番茶=晩茶で、これは刈らないこともある。
段々刈る葉は硬くなって味が落ちる。だから晩茶は「ほうじ茶」にして味をごまかす。これを茶の収穫時期を表す表記と混同されて「番茶」と呼ぶ。


俺はついさっきまでそう理解してたわけよ。だから今日、「ほうじ茶」以外の「番茶」があることを知ってひっくり返った。
だって、「番茶」って商品、どっかに売ってる?

がぶ飲み「深むし番茶」500g
まあ、楽天では売ってたわw 確かに緑色www


茶碗蒸しに栗を入れるのが北海道ローカルだと知って驚いた

「カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW」というテレビ番組を見て、驚いた。
北海道から静岡に来て、あっというまに20年を超えている。でもいまだにある種のよそ者意識が抜けないのは、今日みたいなことがあるからだ。

茶碗蒸しには栗入れるだろ、jk - NOW HERE

からほぼ1年。
いまだに年に1回、こういうことがあるようだ。