大石歯科医院の大先生

ガムを噛んでて、ガキとかいう音とともに歯の詰め物が割れたのが三月だったと思う。気にはなってたけど、忙しいのと痛くないのとで放置してたのだが、昨日の夜から歯肉が腫れて来たので歯医者に行くことに。
といっても生活が変わって、今まで何回か行った片渕歯科医院は時間が間に合わない。街中で遅くまでやってるところを、と思ってネットで検索したら、ホテル中島屋裏に大石歯科医院というのがあって夜8時までやってるようだ。
ホームページも清潔感があるし、
http://www.ooisi-sika.com/staff/index.html
先生も50歳、真面目そうだし、ブログを読む限り人となりも良さそう。


で、予約して行ってみた訳だが・・・
 大先生という人が出て来た。御年80歳!


俺は歯医者が大嫌いだ。これはトラウマである。
歯医者なんてのは行くまでが恐くて、いざ削られちまえばたいしたことがないのは百も承知だ。でも歯医者から逃げるのには強烈な経験があるから。
あれは忘れもしない出来事。東京都清瀬市に住んでた小学校2年だったか3年だったか、よく覚えていないが、虫歯が出来て筒井歯科という歯医者に行ったわけよ。じいさん先生がたいした虫歯じゃない、ってちょちょいって削って詰め物して、あっという間に治って、その夜。


あれをこえる痛みは未だかつてないね。アメリカで歯痛に我慢できなくて歯をピストルで打ち抜いた人がいたそうだけど、その瞬間はさぞ爽快だっただろう。小学校低学年だった俺は苦痛に耐えきれず、首を引っこ抜こうとしてのたうちまわったのをはっきりと覚えてる。
あとからわかった話、歯を削った時に出血してたのに止血が不十分で、歯と歯茎の間に血がたまって爆発寸前だったそうだ。
ちなみにその筒井歯科、じいさんの先生と息子の先生でやってる歯医者だった。


で、大石歯科のじいさん先生、口の中をみて、どの歯の詰め物が取れてるのか、歯肉のどこが腫れてるのか、見てわからないらしい!
設備も古いし、道具も年季が入ってるし、いやはやすっかり帰りたくなった。これがデリバリー歯医者だったら「チェンジ」って言ってるところだ。


治療自体はちょちょいで終わって、ちょっと削ってちょっと詰めただけ・・・ってどっかで見たパターンだな、大丈夫か?
今晩、のたうちまわってないといいけど。