ダンボール箱での保管

難しい。本当に難しい。
雑誌を箱詰めして3ヶ月から2年程度の箱の中身を確認する作業をしてるのだが、本当に難しい。
論外なのは背を上に立てて積めるパターン。ほぼ全てが歪んでしまっている。こういう箱を見ると、5人載りのボブスレーが転覆してひっくり返ったまま滑走してクルー全員が座ったまま首の骨を折って死んでいた映像を思い出す。
立て詰めにも2つのパターンがある。なーんにも考えずに詰めるのと、すぐに取り出すつもりでそのまま放置されたもの。どっちにしても痛々しい。
次に基本的には平積みになっているものの、余ったスペースに縦置きするパターン。これもなにも考えていずに余ったスペースに無理矢理丸めて詰める奴がいやがって激怒もの。美本と歪んだのが両極端で、飛行機事故なんかである区画にだけ死者が集中している様子を連想する。
じゃあ立て積みしなければいいか、っていうとそうでもなくて、脇に余ったスペースがあると箱を移動したときに中で荷崩れして歪むパターンがある。一種事故のようなものだが、密入国しようとコンテナにもぐりここんで窒息して死んだ中国人たちを連想する。
理想的なのはきちんと平積みして、余ったスペースには緩衝材を詰める。これで完璧、と思いきやダンボール箱の底の段差で歪んだりする。ホラー映画なんかで助かったと思いきや実は、という場面を連想する。


毎日、本の死に接しているから非常に憂鬱だ。