僕の彼女を紹介します

静岡ピカデリー2階で19:40の回。封切初日で30人と寂しい入り。
泣けますという映画で泣くのはバカだと思ってたけど、俺がトリプルバカだった。初回は3回泣いた。紙飛行機をバラしてくっつけるところと、白い鍵盤と、夢オチのところ。その後の21:40の回も続けて観たけど紙飛行機が飛んだだけで涙する異常事態。
もうあれだな、街中を紙飛行機が飛んでいたらそれだけで泣きそうな気がする。
ハッキリ言ってストーリーは破綻している。小指の伝説のクダリにしても10年経ってから王子が死んだのはなんでだ?とかチョン・ジヒョンが生死をさまよった当日に自宅に戻ってるとか、そんなことを言い出したらキリがない。でもそれがなんだってんだ?
ミュージカルと同様に不自然な表現があるのが韓国映画だと。分かりきっていることをシタリ顔で叫ぶほど恥ずかしいことはない。素直に仕掛に引っかかって笑ったり泣いたりすればこんなに豊かな気持ちになれるのに…。観察して悦に入ってる衆よりはなんぼか幸せだわ。
向き不向きってものはあるだろうけど。
ただこの映画のくどいと思わせる要因が1つあって、起承転結で言うと転以降にいろんなことを詰め込みすぎ、つーか転以降で「ゴースト〜ニューヨークの幻」1本分の内容があってバランスが悪い。エピソード的に削る部分がないのでむしろ起承の部分を増やして3時間程度の映画にしておくのが良かったのではないかと思う。それじゃくどすぎるか。
特に前半部分はいい年こいた青春映画で、こりゃ今の時代の冷めたガキにはウケないだろうことは容易に想像がつく。そこが微笑ましく思えるのは年食った証しか。

今時、X-JAPANの曲も流れたりもします

この今時って感覚がドメスティックで素晴らしい!
やけに洋楽が耳につく映画だと思ったけど、洋楽も日本の音楽も外国曲ということでさほど区別していないんだろうか?邦画で洋楽の中に韓国の曲が混じっていたらかなり気になると思うけど。