めがね

「海見てビール飲もうか」



MOVIX清水1番スクリーンで9月14日19:00の試写会。



MOVIX清水ってエスパルスドリームプラザという湾岸施設の中にあって、開場まで外のテーブルで海見ながらビール飲んで待ってたんだよね。この映画の内容を知らないのに。

暑くも寒くもなく、穏やかに風が流れて、目の前では係留されてるヨットがちいさく揺れてる。

離れたところでオクトーバーフェストというドイツのイベントをやってて、その音楽が

ふわふわと流れてきて、ほろ酔いでいい心地だった。思わずたそがれちゃった。

それがそのまま続いたような映画だった。



舞台挨拶に萩上監督と光石研が来場。といってもよく知らないせいか、オーラみたいのが皆無。ところが映画の中ではそれなりに見えたのが不思議な光石研

オーラといえばやっぱりこの作品ではもたいまさこ、そして出番は数分だけど薬師丸ひろ子。やっぱり薬師丸ひろ子香川照之と並んで「狂った日本人」がハマリ役。



去年の「かもめ食堂」を引き継ぐ形でのまったりした作品。

セカセカした都会の女性が「携帯がつながらないところに行きたい」というだけの理由でなにもない離島へ。そこは「たそがれ」て時間をすごすしかない島

「たそがれ」を受け付けない女性すらすんなりと受け入れてしまう宿の主人、そして謎の長期滞在客と地元の教師と触れ合ううちに・・・。



俺は「かもめ食堂」をイマイチ評価してないんだけど、これはすんなり世界にはまれた。

宿の主人という男を中心に話が回ってるからかもしれない。



萩上監督がトークでも言ってたけど、ストーリー上でめがね自体に大きな意味はない。

ただ比喩暗喩の類がいい感じで散りばめられてるあたりから考えても、やはりめがねの存在にはそれなりの意味が込められていると考えるべき。最後には思わせぶりにめがねに関する演出があるしね。



最後に内容とは関係ない話だけど、舞台挨拶付きの試写会でも清水では上映後の拍手なしがデフォルトなの?以前、小西真奈美天使の卵」の舞台挨拶で来た事があったけど、このときも拍手なしだった。ま、あれは内容が悪かったせいもあるか。

静岡だと後述の「六ヶ所村ラプソティー」でも拍手がそこそこあったんだけどね。