花粉症の原因は、どうも俺らしい


俺は花粉症は全然平気なんだよね。
とか言うと、
「いやいや、誰でも突然花粉症になる可能性があるんだよ。人には花粉の許容量があって、その量を超えると全然平気だった人でも花粉症になるんだ」
とか、したり顔で脅かす奴がいる。だいたいそいつは花粉症なんだけどな。花粉症でもない俺まで道連れにしようという心理がよく分からない。


でもなー、そんなの嘘っぱちだよ。
だって俺、子供のころに杉林の近くに住んでいたことがあって、杉の木を揺らして花粉を飛ばして遊ぶのが好きだった、らしい。らしい、つーのは記憶にないからなんだけど、母親に言わせると毎日、頭から足まで全身花粉だらけで真っ黄っ黄いーになって帰宅してたらしい。


記憶にはないんだけど、確かに俺はそういう遊びが好きだ。花粉満載の杉の木がそばにあれば、今でもきっとその木を揺らして半日遊ぶことだろう。
そんな俺にはどんだけ花粉の許容量があるんだよ?


当時は花粉症なんか世間には存在しなかった。花粉で遊んでたのが小学校に上がる年だそうだから1976年。
花粉症っていつから始まったんだろう?と思って、花粉症の歴史を調べてみて、とんでもない事実が判明した。

日本でスギ花粉の大量飛散が最初に起きたのは1976年
http://www.3443.or.jp/book/book_sugikafun/sg0303_1.htm

でえええええ?!
ごめん、それ、俺!
大量に飛ばしたの、俺!


いやー、まさかそんな大罪を犯してるとは露知らず、毎日全身花粉だらけで真っ黄っ黄いーだったよ。
自然渋滞の先頭の奴と一緒で、まったく自覚がなかったけど、花粉症の犯人はどうも俺らしい。


やっべーなー、このブログは匿名でやってるからまだいいけど、もし俺が花粉症の犯人だとバレたら、実生活成り立たないよ。先週ぐらいからマスクしてる知り合いが多すぎるんだよ。
中には駿府ラソンに向けてマスクをしながら外を走ってる人ととか。マスクしてると呼吸にしにくいけど、その分心肺が鍛えられるから、とかポジティブ発想でさ。
そんな人たちと目を合わせられない。


見ず知らずの花粉症患者から石持て追われるのか。後ろから襲われたりするのかー。
まったく記憶にないこと、いっときの過ちにしては罪が重すぎて背負いきれない。
大罪ってのは、その重さが犯したときには分からないよ。子供の頃の過ちじゃない、ついさっき「花粉満載の杉の木がそばにあれば、今でもきっとその木を揺らして半日遊ぶことだろう。」と書いたばかりだ。今だって俺は、罪の重さの分からない、被害者感情の通じない、犯罪性向が高い社会不適合人間だ。


はー、まさか、こんなことになるなんてなー。
こういうのはやっぱり自首した方がいいのかな?
どこに?少なくとも刑法には触れてないから警察ではないわな。でも環境省に自首するという話も聞いたことがないし。