バーデンバーデン

お泊りはバーデンバーデン。
とにかく客のガラの悪い健康ランドだったんだけど、7年経ってずいぶんおとなしくなったねー。
つーか、そもそも客が減ったよね。なんでだろ?


一時は閉館という話もあったようだけど、再建。その大きな原動力が大衆演劇だ。
7年前は大衆演劇っぽいものがあればいい的な、そもそも劇団ですらないなんだかよく分からない中途半端な若手のユニットみたいのが来てたんだけど、本格的な劇団が来るようになった。
こんな花輪、見たことがなかった。



今回は橘菊太郎劇団。演目は「石松の花嫁」
要はブサイクだと聞いていて石松に押し付けられた娘が実は美人で、石松の兄貴分の焼津の熊五郎が横恋慕して殺してしまった敵を討つ、という話。笑いから涙、そこに見栄の見せ場が合間みえて、実に大衆演劇らしい演目。






橘劇団は女優が多いせいか、女優が数合わせ的に男役を演じているのが珍しかった。
座長襲名を控えた若座長・橘大五郎は今が旬とばかりに輝いてたね。演舞の女形も美しかった。



7年前は客が多かったけど、演劇を見る客は今回のほうが多かったな。つーか演劇を見る環境になってる。
一方で住み込みの客がほとんどいなくて、治安も悪くなさそうな雰囲気。以前を知ってるからプラス600円で高さ1メートルほどの仕切りのあるコンパートメントを使ったけど、その必要もなかったかな。



まぁ、携帯やipadの充電の都合上、コンセントを安心して使えるのは良かった。
割引券を持ってなくても割引券料金1200円で入れて、深夜料金800円と600円のコンパートメント、館内着が300円で2900円。
それで芝居を見て、風呂に入って、その風呂がまた濃い和漢薬湯で3回入ったら腱鞘炎の痛みもなくなるような感じで、それで朝までいれるんだからコストパフォーマンスはメチャクチャ高い。