制服向上委員会


静岡労政会館で行われた「制服向上委員会と武藤類子さんのライブ&トーク」に行ってきた。

要は脱原発のイベントで、武藤類子さんって人は脱原発で上手いことことを言ってその道には有名な人らしい。よく知らん。

その上手いことっていうのが

「私たちは静岡に怒りを燃やす東北の鬼です」というもの。

ひえーーーー、浜岡の件で鬼ババァに怒られてるよ…

と思ったら、後から静岡に怒りではなく静かに怒りの間違いでした、という「とんでもない誤植」の訂正が入ったw




正直なところ、話も大半は伝聞で面白くない。
まぁ後半で原発に頼らない暮らしを実践するような話になって、どんぐりを食べる話とかは興味深かったけど、要は自分がやってる話だから説得力とネタがあるという話で、本題から外れるのでここまで。


本題は、といえば制服向上委員会。


今年に入って「ダッダッ脱原発」という曲で一部脱原発勢力に知られるようになったんだけど、俺との付き合いは20年になるよ。

というほどの付き合いでもないんだけど、要は当時俺はプロレス、特に女子プロレスが好きだったという話。それ以前にアイドルも好きで、「投稿写真」とか定期購読してた。



で、女子プロレスとアイドルを得意にしてたライターで金井覚という人がいたんだけど、この人が制服向上委員会(SKi)について書いてたが知るキッカケだった。

社会問題に取り組む変わったアイドルグループがいる、普通のアイドルと違って観客との距離が非常に近い、ファンと一緒に「いじめ撲滅」というデモ行進をして一般マスコミにも取り上げられた、でもその実態は学芸会レベルのパフォーマンスにオタクがニヤニヤしながらついていく、果てしなく「だめな人たち」だった、という内容だった。



いまではオタクやサブカル趣味の行き過ぎた人をさして「だめな大人」とかいう表現をよく目にするけど、そういう意味で「だめ」という言葉を使ったのは、金井覚のSKiがらみの記事が最初だと思う。

SKiには藍田真潮(まっしー)っていうボーイッシュな女の子がいて、プロレスファンだということもあって、ちょっとハマりかけたことがあった、という、結局なにもなかったんだけど、そんなことがありましたよ、という話。


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まっしーは初期に1年だけ立ちあげのためにレンタル契約だったこともあってすぐ離脱、後は段々アイドルに興味がなくなってきたこともあってSKiがどうなったのかもよく知らない、すっかり忘れてた。

それが復活しました、という話がたまたまtwitterで知ったのが一昨年だったか、実際はもっと前から復活してたようで、スタンスも例によって「社会派」、AKBはどうでもいいけどSKiは一度見てみたいかな、とか思ってたところに今回のイベントがあったわけ。



(↑途中から録画の映像と音が結構派手にズレてしまった)

30分のステージ。非常に感動いたしましたよ。

客が田舎の左翼のジジイババアだからどんな反応か、もっとまじめにやれとか言い出したらどうしようとか、1回も見たことがない俺が変な親心で心配してたりもしたけど、なんのなんのの南野陽子、適度に手拍子は起きるわ、コールは飛ぶわで、そこそこのアイドルイベント並みの盛り上がり。

もちろん中には頬杖ついて苦虫噛み殺してたジジイもいたけど、変なヤジ飛ばして泣かせちゃうような「だめな人」もなく、逆に変に盛り上げようとする痛い人もなく、いい感じだった。



あと、楽曲のレベルが高いね。

「国民は東電の奴隷じゃない」とか、「おもちゃじゃないおもちゃじゃない」ってコーラスがカワイイし、歌詞はベタだけど曲で耳に残るフレーズが結構あった。

いやー、良かったねー。でも、主催者がSKiが来るからもっと若い人が来るかと、とか言ってたけど、そりゃねえわ。だってSKiだぜえ?