猫大根

東海林さだおが雑誌「太陽」に料理の連載をしてたんだけど、スタッフも巻き込んだ自慢の料理大会の中で、評判のいい料理があった。
その名は「大根の角切り、塩・味の素まぶし」
どういう料理かというと、大根を角切りにして、塩と味の素をまぶす、という、名は体を表すを地でいくもの。


ここにヒントを得た俺の得意料理、それが猫大根だ。


いや、まあ、ご飯にカツオブシを乗せて醤油をかけたものが「猫まんま」だから、大根にカツオブシを乗せて醤油をかけたものは「猫大根」じゃなかろうか、と。
いいじゃん、マグロを使った鉄火丼は鉄火場で食ったから鉄火丼だけど、東海林さだお流に言えば、カツオを乗せた丼は鉄火丼よりうまいから銀火丼なんだし。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%8B%E2%89%CE%98%A5


実践的なことを書くと、大事なのは辛味の調整。ある程度酔っ払ってからの激辛猫大根は一遍に心地よく目が覚めるよ。そこで寝ると体が軽い感じがするし、飲み直しても酒が進む。
でもご飯のおかずには辛味がないほうがいいよね。


このままサッパリ目の猫大根でもいいし、醤油じゃなくてポン酢を使ったり、スダチをたらしたりすると酸味がコクにつながって、意外と食べ応えが出てくる。
その割りに低カロリー。飲んでると空腹感を覚えて締めのラーメンとか食っちゃうけど、それは酔いで満腹中枢が麻痺してるだけ。でも猫大根なら腹いっぱい食ったってたいしたカロリーにならない。