血まみれのバレンタインへのお誘い

今年もSOHOしずおかビジネスプランコンテストの最終審査会が近づいてきた。
以前もこのビジコンには批判的なことを書いた。

どうせ今年の静岡もコンシューマー相手の「おもしろショップ」「おもしろサービス」の展示会になるんだろう。
「おもしろショップコンテスト」にでも名前を変えたら?もっとも、そのおもしろショップもパクリなんじゃないかと思うものが散見されるんだけどね。

はままつビジネスコンテスト2008 - NOW HERE

で、今年は応募するつもりはなかったんだけど、急に縁があって「おもしろサービス」で応募して、トンマなアドバイス付きのけんもほろろな門前払いを食った。

どうせ今年もロクな選考をしてないんだろうし、落とされた腹いせにいっちょ最終審査会に行って、嫌がらせに意地悪な質疑応答でもぶつけてやろうかと思って、出場者の顔ぶれと内容を見てみたんだけどさ。


なんだこれ?
今年はレベルが高いじゃん?いわしカレーと着物は論外として、残りの3人は例年の5倍は高そうだと思うぞ。

* プラン名:「誘蒲マダムの口福ビジネス 〜蒲原初のいわしカレー販売〜」

山崎 伴子(かんばら口福屋)

蒲原の特産いわし削りを使った「いわしカレー」。いわし削りは鰹節と比べると知名度はほとんどありませんが、カルシウム満点なんです。子供からお年寄りまで食べやすいカレーにすることで、いわし削りを多くの方に知ってもらいながら蒲原地域の魅力を感じてもらいたいと思います。


* プラン名:「農業者と消費者と伊太利亭がつくる『リアルフード品質』で静岡(地産)を発信!!」

圷 有恒(伊太利亭・リアルフードあくつ)

志ある農業者と一緒に考える、有機農産物を使った加工食品の企画販売を目指します。リアルフードブランド品質(安全な材料・安全な製法・消費者参加)のオリジナル食品を確立し情報発信することで、様々な問題を抱える中山間地農家(茶・ワサビ・シイタケ)がより生き生きとしていける仕組みを作り上げます。


* プラン名:「助産院に集う地域コミュニティーの輪」

根方 友紀(ママサロンはな)

助産師と相談できる地域の新しい集いの場所を提供し、安心安全な環境を築くための子育て・親育ち情報を、専門家の目線から発信していきます。地域コミュニティーの活性化だけではなく、安心して子供を産み育てられる静岡にしたい、そんな強い願いから助産師の経験を生かしたプランです。


* プラン名:「『静岡街アド』元気な商店街構想!デジタルサイネージ・マッチングビジネス」

加藤 章浩((株)ウェブサクセス)

電子看板、電子POP、液晶ディスプレイ広告として知られるデジタルサイネージを使って、情報を即座に配信できる仕組みを提案します。今までにない賃貸デジタルサイネージにより、口コミ効果を誘発し地域経済を活性化させる「地域貢献型サービス」を目指します。

* プラン名:「はじめてきもの小梅 〜誰でも簡単に自分で着られる、はじめてきもの〜」

松浦 啓子(はじめてきもの小梅)

もし自分で簡単に着られるなら、もっときものを着たいですか?木綿とウールで、従来の着つけの難しさを改善したきものを作りました。きものを着る日本の文化を次の世代に継いでいきたい、そんな強い思いから提案します。

http://www.soho-shizuoka.gr.jp/shizuoka/new/business/20100226_comment.html

ちなみに圷さんは呉服町地下街の北の端っこ、フジメンの奥でレストランをやってる方で、俺ともちょっとした縁のある方。こういうコンテストを控えてるから、俺が圷さんに共感した部分はあまり書かない方がいいだろう。

ただ、この人は世の中の仕組みというものを的確に見据えて行動する人だということは付け加えておく。

たまたま青葉公園で会って、その後に店に行ってみたらこんな張り紙が出てた。
2月14日のニワトリを潰す会、参加してみようと思ってる。殉教者である聖バレンタイン司祭を思わせる、まさに血まみれのバレンタインデーになりそう。
誰か一緒にニワトリ潰さない?