超歌劇団・特別公演「暁に燃える白球を追え」

静岡は映画の街だということになってるけど、実は演劇の街でもあったりする。小劇団がいくつもある中で、誰よりもお客さんを楽しませることを考えてるのが、うるけん一朗太さんで、どこよりも真面目にバカをやるのが超歌劇団
普段は稽古場も兼ねた寿町倉庫で、クッション替わりの布団を敷いた、50人も入ればいっぱいになる狭い空間で、時に垂れ流しにされるツバの恐怖におののきながら、行き過ぎちゃってどこにいくのやら分からない芝居が、逃げることの出来ない観客強制参加の中で繰り広げられているわけだが、これがなんと天下の駿府公園の、静岡まつりのメイン舞台でもある大演舞場で、なにも知らずにノーテンキに花見気分でやってきた善男善女の前で演じられるという。

始まる前に配られた本公演のチラシの裏に「お客さん参加事項」が記載されている。
俺の最前列にはバレーボール大の小道具が配られ、「準備はいいかー」「おおー」の掛け声の後にトスを上げるように指示される。
後ろにもおのおの指示が与えられ、リハーサルの後に開演。
演目は「暁に燃える白球を追え」。
運動部を潰そうとする生徒会長から運動部を守る3人のキャプテンの物語。

最後はストーリー関係なく、子どもがボールを拾っては投げ、拾っては投げで収拾つかずw

まあ、良識と常識のあるお年寄りは見るに見かねて投げるべきボールをそっと置いて早々に席を立ってたけど、ちゃんと後から来た人が投げてたし、広いステージはなんとか活用してたけど奥行きは明らかに持て余してたし、

大きな岩は小さな寿町倉庫なら迫力があっただろうに、とか思わせる場面もあったけど、盛り上がるところは盛り上がってた。
ほとんどの客が初見だっただろうことを考えると、大成功といっていい部類に入ると思う。


この超歌劇団の素晴らしさは、劇団員に芝居以外の負担をかけないように、主宰のうるけん一朗太さんが身銭を削ってるところにすべてが象徴されてる。
一方で静岡県の文化予算はどう使われているか。これは俺の言葉よりも、俺より演劇に近いに違いない人のこの叫びを引用した方がいいだろう。

85 :名無しさん@公演中:2007/11 /16(金) 03:04:05 ID:m/5v3DeA
特権階級が庶民から搾り取った金で「庶民どもには理解できんだろうが」って
悦に入りながらやるのが、SPACの考える芸術。中世宮廷なわけよ。


庶民文化として根付かせようなんてつもりはないから、草の根活動的にやってる
マチュア舞台人のことなんて考えてないし、ましてや一般人の観客なんてどう
でもいい。黙って金出せありがたがれ、くらいにしか思ってないだろうよ。

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141 :名無しさん@公演中:2009/06 /06(土) 15:04:40 id:N8ZcqgrP
文化予算も演劇予算も無駄だとは思わないがSPACは無駄。


SPACの独自性?
官が「認めた」芸術文化「だけ」の保護育成のことか?
アマ劇団やダンスサークルの方がよっぽど文化振興してるっての。

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